みなさんはワンちゃんの体を清潔に保つために、どのような工夫をしていますでしょうか。トリマーさんに毎月預けるのは、値段が少々張ってしまう、ワンちゃんの性格的な問題で預けるのは少し不安という方が多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は自宅で簡単に手際よくワンちゃんをお風呂に入れる方法をお伝えします。
目次
シャンプーの頻度
まずワンちゃんのシャンプーの頻度ですが、一般的に月に1、2回程度で十分だと言われています。
ワンちゃんの皮膚は非常にデリケートであり、シャンプーの頻度が高いと、余分な皮脂を落とすこととなり、肌の病気や汚れにつながってしまいます。
またパピー(幼犬)やシニア犬は、体力がないため、短い時間でお風呂を済ませることが大切です。
お風呂の流れ
準備するもの
- スリッカー
- タオル
- 犬用シャンプー
- ドライヤー
- 犬用ブラシ
- ゴミ袋
流れ
①スリッカーブラシで毛をすく
スリッカーブラシとは、犬の毛を整えるためのブラシです。
スリッカーブラシを使って、毛のもつれや余分な抜け毛を取り除くことで、きちんとシャンプーをすることができます。
いきなり濡らしてシャンプーではなく、必ずスリッカーブラシで毛を整えてから行うようにしましょう。
②ぬるま湯で濡らしていく
普段、水に触れる機会のないワンちゃんは、水が怖くて暴れてしまったり、ひどい場合はお風呂に入ることができなくなったりする子もいます。
そのため、徐々にぬるま湯で水に慣らしていく必要があります。
顔に水がかかることに恐怖を抱くワンちゃんが多いので、なるべく顔から遠い、足やお尻などから濡らすようにしましょう。
③シャンプーで優しく洗う
ワンちゃんへのダメージが軽減されるよう、シャンプーを泡立ててから、指の腹でマッサージをするように優しく洗いましょう。
特に脇や肉球の間は汚れやすく、洗い忘れも多い部分であるため、しっかりと洗うことが大切です。
④ドライヤーで入念に乾かす
いきなりドライヤーをするのではなく、まずはタオルドライをして水気を取ることがポイントです。
ワンちゃんの皮膚は非常に敏感であるため、ドライヤーは遠くから当て、毛の中まで十分に乾かしましょう。
お風呂に入れるときのポイント・注意点
ワンちゃん専用のシャンプーを使う
ワンちゃんに人間用のシャンプーを使ってしまうと、刺激が強く、肌が荒れてしまう可能性があります。
犬用シャンプーはペットショップだけではなく、ドラッグストアやネット通販にて簡単に手に入れることができます。
くれぐれも間違えて人間用のシャンプーをワンちゃんに使わないよう、注意しましょう。
35~38℃のぬるま湯で洗う
ワンちゃんの中には体温調節が苦手な子もいるため、熱いと熱中症を引き起こしたり、冷たいと風邪になったりすることがあります。
人間の感覚で少しぬるいと感じる温度で洗うことを心がけましょう。
耳に水を入れないようにする
ワンちゃんは耳に水が入ると、頭を振ることで水を外に出します。
しかし、お風呂の最中に大量の水が入ってしまうと、頭を振るだけでは完全に水を外に出すことはできません。
耳に水が入ったままであると、耳の汚れがたまり、ひどいときには外耳炎などの病気につながることもあります。耳に水が入らないよう、細心の注意をはらいながら洗いましょう。
便利なお風呂グッズ
ペット用バスタブ
水が嫌いで逃げてしまうなど、落ち着かないワンちゃんは特に便利に使えるグッズです。
こちらの商品は折り畳み式であるため、スペースを取らず、コンパクトに収納もできます。
滑り止めマット
お風呂の床はシャンプーや水で滑りやすくなっており、ワンちゃんが転倒してしまう可能性もあります。
また滑らないように、思い切りふんばり、爪に負荷がかかってしまうこともあります。
そんなときに滑り止めマットを使えば、安心・安全にお風呂に入れることができます。
犬用シャワーキャップ
水が入らないようにすることへ気を取られ、上手く洗うことができない人も多くいるでしょう。
そんなときに便利なグッズが、耳に水が入ることを防ぐシャワーキャップです。
シャワーキャップ以外に撥水の犬用スヌードも同様に使うことができます。
まとめ
自宅でワンちゃんをお風呂に入れるのは、面倒だ、きちんと洗えているか不安だということから、なかなかハードルの高いものと思われがちです。
しかし、今回ご紹介したような流れやポイントをしっかり抑えれば、ご自身でも簡単に、しっかりと洗うことができます。
最初は上手く洗えるか不安でしたら、一人ではなく二人で洗ってみたり、トリマーさんにコツを聞いたりすることもおすすめです。
<<しっかり快適にワンちゃんを洗おう!>>
<<底面にシボ加工でワンちゃんも滑りにくい!省スペースでシャンプーができるバスタブはいかが♪>>