与論犬 blog

23年間の人生、常に犬(柴犬と与論犬)と暮らしてきました。その経験を生かして、特に小型犬~中型犬に関するいろはをご紹介します☆🐶☆

ペットショップの犬か保護犬どっちにする?ワンちゃんを飼うときに知っておきたいこと。

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ワンちゃんを飼うとき、ペットショップの犬か保護犬、どっちにする?というお悩みを持つ方に向けて記事を書きました!

 

ペット業界の問題もあわせて、ワンちゃんが抱える問題についてもお教えします。

 

目次

 

日本における保護犬の現状

処分数はどれくらい?

全国の犬・猫の殺処分数の推移

参照:環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室
「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

 

こちらのグラフは環境省が出している、年間の犬・猫の殺処分数を表したものです。

 

一番最近のデータである令和4年(2022年)には犬が約2000頭、猫が約9000頭、合わせて約12000頭が殺処分を受けています。

 

殺処分数は年々減少しているものの、未だにゼロにはほど遠い数字となっています。

 

保護犬に対する取り組み

動物愛護法の改正

2019年に動物愛護法の改正が行われました。

飼い主が大きく関わる改正後の変更点として、動物虐待の厳罰化、マイクロチップ装着の義務化、終生飼養の責務などが挙げられます。

 

ただマイクロチップの装着が、一般の飼い主へ浸透していないなど、2022年に施行されてからも問題が残っています。

 

民間の動物愛護団体による引取り

保健所にいるワンちゃんを民間の愛護団体が引き取る数が増加したことで、殺処分数の減少につながったと考えられます。

 

彼らは行き場を失った動物を引き取り、飼育をし、同時並行で里親探しをしたり、中には終生飼養をしている団体もあったりします。

 

ただ愛護団体によっては、多頭飼育で崩壊寸前となっていたり、寄付金が正しく使われていなかったりという問題を抱えている場合もあります。

 

ペット業界の闇

(参照:「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」 一般社団法人ペットフード協会

https://petfood.or.jp/data/chart2023/3.pdf)

 

ペットフード協会の「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、2023年において日本で犬を飼っている人は、約6,844,000頭であり、全体のおよそ9.1%となっています。

 

(参照:「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」 一般社団法人ペットフード協会

https://petfood.or.jp/data/chart2023/4.pdf)

 

一方、ワンちゃんを飼うとき、1~10年以内飼育開始者の全ての項目において50%以上の人がペットショップで購入しています。やはりペットを飼うとなると、ペットショップからの購入が圧倒的に主流だということがわかります。

 

ただペットショップは、多くの問題を抱えているという現状もあります。

母犬がケージに閉じ込められ、ひたすら子供を産ませていたり、飼育環境が非常に悪かったりと、ワンちゃんをただの商品としてしか見ていない悪徳業者も存在します。

 

そんな悪徳業者の実態は、メディアで取り上げられ、多くの人の目に触れる機会も増えています。中には大手ペットショップの飼育実態もSNSに投稿され、大炎上したこともあります。

 

犬の殺処分とペット業界の問題に対し、私たちには何ができるのでしょうか。

 

ペットショップの犬と保護犬。どちらを飼う?

ペットショップのワンちゃんと保護犬には、以下のような違いがあります。

  ペットショップ 保護犬
値段 数万~数十万 有償or無償譲渡
手続き ペットショップに行き、
ワンちゃんを見つけて
店員さんとともに行う
譲渡会やネット上で探し、
自身で手続きを行う
条件 特になし 年齢や収入など、条件あり

 

保護犬を引き取るより、ペットショップのワンちゃんを飼う方がお金はかかりますが、手続きも楽で、条件も特になく、飼いやすいことがわかります。

 

ただ一方で、以下のような現状もあります。

(参照:「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」 一般社団法人ペットフード協会

https://petfood.or.jp/data/chart2023/10.pdf)

 

現在、犬を飼っている人が、どこから迎え入れるか検討した際、約51.7%の人がそもそもシェルターの存在を知らなかったことがわかります。

 

もちろんペットショップから迎え入れることが悪いというわけではありませんが、シェルターから引き取る手もあることを、みなさんに知ってほしいです。

 

そして、シェルターからも多くの犬が引き取られれば、殺処分やペットショップのむやみな繁殖問題への解決の小さな一歩にもなるのではないでしょうか。

 

実際、筆者もペットショップから飼った柴犬と保護犬の与論犬を飼育した経験がありますが、可愛さもお世話の大変さも、何も変わりません。

 

犬を飼う際には、”シェルターから引き取る”という手段もあることを、頭の中に入れていただきたいです。

 

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